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60年代モードが人気!? パリで新たな注目を集める3つの展覧会

2002年のパリ写真月間“MOIS DE LA PHOTO A PARIS”(毎年11月にパリで開催される)のテーマのひとつでもあった“モード”に関連する気になる3つの企画展のお話。そこになんとなく存在する共通項が60年代。ガリエラ美術館で開催中のアメリカ人モード写真家ヘンリー・クラークの回顧展、服飾美術館で開かれている、「ジャックリーヌ・ケネディ、ホワイトハウス時代」展と「60年代ファッションコード」展だ。ヘンリー・クラークはヴォーグなどのモード雑誌で活躍し、戦後の“New Look”から60年代の“mod”のモード流れをとらえた時代の証言者。ケネディ大統領夫人のジャックリーヌもまた60年代のアメリカン・エレガンスの体現者であることが、この展覧会で知ることができる。明るくソフトな色調、シンプルで機能的なデザインのスーツやコートから豪華なレースのドレスまで、歴史的瞬間を飾った伝説のファーストレディの洋服たちが時代を語る。それに関連した60年代ファッションコード展は、洋服、アクセサリー、ビデオ等で60年代パリのモードをポップ一辺倒に陥らずに紹介したもの。クレージュ、パコ・ラバンヌ、ウンガロ、カルダン、、、。お馴染みの60年代服に出会えるぞ!


●pucci ヘンリー・クラーク展
アメリカンヴォーグ 1964年


●jacqueline kennedy 「ジャックリーヌ・ケネディ、ホワイトハウス時代」展 大統領任命式典で着用したコート 1961年


●ungaro1966 「60年代ファッションコード」展
鮮やかなコントラストのアンサンブル 1966年